新井貴浩へ素晴らしい引き際を与えたい。
筆者がこのニュースを見たときに初めの感じたことは
まだまだできるのに。
野球選手の引き際には、単純だが2種類ある。
- 体力の限界まで
- 自分の思うような成績を残せなくなったとき
である。
前者では、元西武やダイエー、巨人で活躍。現ソフトバンク監督の200勝投手工藤公康選手
※筆者は、工藤に非常の特別な想いを抱いているので、是非ブログを書かせて頂こうと思っている。
彼の晩年は、見ていられなかった。
打たれまくりである。
引退年には防御率10点台を記録した。巨人在籍の晩年には、”自分の思うような成績を残せなくなった”のであった。
現役を続けるのは非常に嬉しかったが、登板のたびに滅多打ちに遭っていた。
後者では、有名なのは、世界の王こと王監督。
王監督の成績である。
1980年が引退した年の成績である。
素晴らしすぎるが世界の王である。
これでも彼は、実力の限界の引退であったのである。
王監督自身が求める打撃ができなくなった以上、プロとしてプライドが許さなかったのであろう。
新井もまだまだできる。
自分の思うような成績を残せなくなったから引退するのであろうか。
筆者は、体力の限界まで代打の切り札としてファンに愛されながら、現役を続けると思っていたのである。
さて、新井だが野球選手として、筆者的なターニングポイントを列挙させて頂こうと思う。
- 1年目から7本塁打
駒沢大学から入団。大学通算2本塁打の新井は全く期待などされていなかった。だが、
プロに順応できたのである。
その後3年目には主力として、活躍を始めたのである。
以外かもしれないが、彼は長距離砲の勲章である本塁打王を獲っているのである。あの清原氏でも獲っていないのである。無冠の帝王である。
だが、この年の新井には何が起こったのであろうという印象である。
当時は、ついに覚醒したな。と思ったのである。
実は、現在までに、40本塁打を放ったシーズンは
この1シーズンのみ。
さらに30本塁打以上放ったのもこの1シーズンのみである。
あまりにも信じられない文字列を並べたので、解説
新井貴浩のシーズン別本塁打数ランキング
1位 05年シーズン 43本塁打 本塁打王
2位 02年シーズン 28本塁打 07シーズン同数
3位 06年シーズン 25本塁打
なのである。05シーズンに何が起こったのかさっぱりわからない(おそらく新井もわかっていないだろう)が彼は中距離砲なのである。
しかし、中距離砲としても十分なレジェンド選手である。
- アニキを追って、阪神に移籍
「もう一度金本と一緒に野球がしたい」
そんな一心で阪神へ移籍したのである。
こんなに愛されている選手が同じリーグ内で移籍。
もちろんブーイングは起きたのである。
しかし、新井は
「僕のことを野次るファンよりも僕の方がカープを愛してる」
と、とんでもないイケ様な発言を残しているのである。
FA移籍して、ブーイングを浴びるのは、名選手の証である。
- 1000安打をアニキこと金本の2000安打と同時に達成。
インタビュアー「新井選手と同時達成となりましたが」
金本「キモいっすね」
新井「やはりなにか運命的なものを感じます」
微笑ましいのである。
ファンにはたまらない演出をしたのである。
- 広島復帰
ちなみに、この年、メジャーから黒田も復帰したのである。
実は、アニキこと金本をはじめ、巨人に移籍した川口や江藤など、
広島からFAで移籍して、広島に戻ってきた前例がなかったのである。
新井の広島への復帰を後押ししたのは、黒田だったのである。
そして、
黒田の広島復帰を後押ししたのは、復帰の決まった新井なのである。
ぐぅ泣けるのである。
そして、、、
- 広島25年ぶりのリーグ制覇 & 2000安打達成 & MVP獲得
新井、黒田が復帰した翌年。
新井にとって、最高のシーズンになったのである
39歳でMVP受賞はセリーグ最年長記録である。
まさに広島を救ったレジェンドである。
優勝の瞬間。黒田、新井両選手は胴上げをされたのである。
ぐぅ泣けるのである。
この年は、日本シリーズ進出も、日ハムに敗れ、日本一にはなれず。
- 2連覇
37年ぶりの2連覇
しかし、横浜に掻っ攫われ、日本シリーズにもでれず。
そして
- 引退表明
球団史上初の3連覇目前なのである。
10ゲーム差以上離してのダントツ首位。
そして現時点での通算成績である。
間違いなく、レジェンドの仲間入りをしている。
こんなに数字を残している印象は正直なかった。
2年前にも同じようなことがあった。
黒田引退。黒田にカープで日本一になってほしい。
しかし、叶わなかった。
今年のカープ
新井に素晴らしい引き際を与えてほしい。
成績だけでなく、カープのレジェンドになってもらいたい。
筆者は、新井は愛されキャラなため、黒田よりも単純にファンは多いのではないかと思っている。
球団を日本一に引き上げるのは、間違いなく
ファンである。
カープファンの皆さん。
黒田の時のような過ちを繰り返さないでほしい。
新井に日本一をプレゼントしてあげてほしい。
ちなみに、筆者はライオンズファンである。
今年のライオンズは強い。
今年こそ日本一になってほしい。
昨年のクライマックスシリーズでの最後の浅村のホームランは、今年への布石であったのである。鳥肌が立った。
うん。
カープもライオンズもがんばれ、、、