筆者は、純粋な彼を羨ましく思う。
筆者11歳
初めて彼女ができた。
学年で一番足の速い女の子である。
小学5年生であった筆者は、バレンタインにチョコを頂き、なぜか「付き合う」ことになったのである。経緯は不明。
この頃の「付き合う」というのは、なにをすればいいのか。
今まで、何も感じず会話をしていたのに、会話ができなくなった。
「付き合う」というパワーワードに押しつぶされ、自然消滅。
気づいたら、筆者より運動神経の良い同級生と付き合っていたのである。
筆者13歳
当時から人気者であった同級生に一か八か告白したのである。
メールで告白したのである。まさかの契約締結。
乾坤一擲。やってみるものである。
ちょっと先に進んでいた彼女から即お家デートの打診。
筆者の家に滞在した時間。3時間。
一緒にTV見ていたのである。
ちょうどどこかの地域で少し大きめの地震があり、そのニュースを共に拝見した。
その中で「余震」という言葉が飛び交っていた。
何を話せばいいのかわからず、「余震ってなんだろうね。」と筆者はつぶやいた。
そこから2時間。余震の謎について、一方的に言葉を投げ続けた。
「お母さんにお昼に帰るって言ったから。」と彼女は言い放ち去って行った。
その日の夜。別れたいと打診。
本当に心から好きだった彼女にわずか6日間で振られたのである。
きっと、筆者に失望したのであろう。きっと彼女はsexしたかったに違いない。
あの膨らんだ胸になぜ飛びつけなかったのであろう。
振られた夜。彼女が座っていた座布団を枕にオナニーをして、気持ちを絶ったのである。
筆者14歳
中2の時のクラス替えで、幼稚園の時から親同士でも仲良しの友達と同じクラスになった。
何の運命だったのか、席替えする度に隣の席に。
3回目くらいの席替えの時に、
筆者は、彼女の気持ちを考えず、もう○○の隣は、やだ!叫んだのである。
そして、彼女は泣きながら保健室に逃げ込んだ。
筆者の中学の保健室の先生は、通称「魔女」
まず、風貌もそうなのだが、生徒の悩みを解決してくれるおばさんであった。
その魔女から呼び出しがあり、彼女と話すことに。
筆者が原因で泣かせてしまった彼女になんとも言えない感情になったのである。
筆者の行動が女性の喜怒哀楽を動かしたのである。
初めての経験であった。
そこから彼女と付き合うことになった。
1年交際したが、手を繋いだまでで終わってしまった。
この最後の経験。女性を好きになるのに、顔ではなく、性格になった日であったと思うのである。
かわいらしさを追い求めるようになったのである。
筆者に対して嫉妬したり、喜んだりする彼女を見て、心が動いたのである。
現在アラサーの筆者。
上記の経験から、10数年間で、色々の事があった。
結婚を考えていた女性もいた。
題名になっている「彼」。
筆者の古くからの友人である。
彼は、アラサーにして、初めて彼女ができた。1年以上前の出来事である。
童貞童貞といじられ続け、今や、年上のEカップの彼女と結婚を考えているのである。
そして、彼は今でも、彼女と会うと、
我慢汁ダラダラになるのである。
そして、何を筆者が羨ましく思うかと言うと、
我慢汁ダラダラになること。
この記事で伝えたいことは以上である。